佐野フーズ滋賀で至高の近江牛を創る

いつもご利用いただきありがとうございます。
最近「お肉、前より高くなったね」という声をいただくことが増えました。実はこの背景には、私たちお肉屋だけではどうにもできない「いくつかの現実」があります。

まず大きいのが、飼料（エサ）や生産コストの上昇です。畜産は飼料費の割合が非常に大きく、牛の種類や経営形態によってはコストの中で飼料が大きな比重を占めます。
さらに、為替などの影響で輸入乾牧草の価格が動きやすいことも、現場の負担に直結します。
次に、物流費の上昇です。近年は運賃や輸送費の上昇が目立ち、物流コストは高い水準で推移していることが公表されています。
食品全体でも、人件費・物流費などのコスト増による価格改定が続いているという分析があります。
そして、牛肉の供給面でも月ごとの変動があり、例えば国内の牛肉生産量が前年同月比で減少した月も報告されています。
こうした要因が重なり、店頭価格やギフト価格にも影響が出やすい状況です。

とはいえ当社としては、「ただ値上げする」のではなく、できる限り「選びやすい・買いやすい」工夫を続けています。
たとえば、同じ牛肉でも用途に合う部位をご案内したり、焼肉・すき焼き・カレーなど料理別に「ちょうどいい量」の提案をしたり、冷凍保存しやすい形でのご用意など、日々の食卓で無理なく楽しめる形を大切にしています。これからも、仕入れと品質を見極めながら、安心して選んでいただけるお肉をお届けしてまいります。